Change the PTA!

PTAを本来あるべき姿に。心あるボランティア団体に。

ベルマークは非効率?!

 

私が執行部に所属していたときには、ベルマークも統括(?)していました。

 

f:id:change_the_pta:20150513082805p:plain

 

ありがたいことです、とっても。無料のものを集めて、学校に備品が寄贈できる。本当に素晴らしいシステムです。

 

うちみたいに200人弱の規模なら、年間3万円分くらい集まって、一輪車や竹馬などが寄贈できて、いいカンジです。子どもが屋外で使う遊具は殊に壊れやすいんでね。

 

活動も1学期に1回程度。ラクな委員として、皆こぞって狙うのがベルマーク委員でした。

 

 

私が【長】を請け負うことになる年度に、日本テトラパック株式会社がパック回収をスタートしました。テトラマークのついたパックを洗って乾かし、専用の箱(無料)に詰めて指定先へ送ります(着払い)。箱には10キロ程度のテトラパックを詰めることができ、送付したパックの重さによってベルマーク点数が付与されるというものです。

www.eco-kami.jp

 

紙パックの回収を始めるに当たって、当時の副会長(保守派?)から「大変になる」との意見も出ましたが、負けませんでした。子どもたちに還元できるんだから、少しぐらい大変でも頑張らなくっちゃ・・・と、この話題については、また機会があれば述べることにします。

 

 

 

へ~そうなんだ! へ~~!! へ~~!!! すご~~~い!!!!

 

新しい発見や取り組みが楽しくて仕方なく、夢中になってベルマーク財団のHPを閲覧しました。マニュアルづくりも細かい手作業も大好きなので、ちっとも苦になりませんでした。まぁ、そもそも私はPTAの仕事自体を苦だとは思っていなかったのですが。

 

 

しかし、最近になって、PTAに関する問題をメディアなどで目にする機会が増え、見方が変わりました。

 

・・・というか、変えざるを得なくなりました。

 

 

あるお母さんの悲痛な叫びを聞いたのです。よその小学校のお話ですが。

 

その小学校のPTAでは、PTA改革(任意加入の周知)に当たって、全PTA会員(その当時は自動加入だったので、要するに全保護者ですね)に対して意識調査をしました。返ってきたアンケートは実に95%以上。アンケートの回答率というのは一般に50%前後だそうで、これがいかに驚異的な数字かということはお分かりいただけるかと思います。不満を持っていても、どこへ向かって訴えればいいのか、それまで吐き出す場がなかった、ということなのでしょう。

 

その中で、あるお母さんが「1点=1円のベルマークのために会社を休まなければならない。お金を払うから辞めさせてほしい」と訴えたそうです。

 

その保護者の子どもさんが通う小学校は、児童数が1,000人を超えるマンモス校でした。全ての家庭がベルマークを持ち込むと、私たちの学校のように1学期に1回程度の集まりでは作業が追い付きません。平日をまる1日費やして、何人も、いや十何人もで作業をするのです。

 

確かに、0.5点(=0.5円)、1点(=1円)のベルマークのために仕事を休むのは厳しいと思います。1日パートをお休みしたらマイナス5,000円。子育て世帯の家計には大打撃です。小学生の給食費1か月分に相当するんですから。「お金を払うから辞めさせてほしい」気持ち、なるほどと思います。それに、正社員でなくとも、気軽に休めるものでもありません。代わりに参観などの学校行事をあきらめるという選択しかない場合もあるでしょうし、辞めさせられる場合だってあるかもしれません。正社員の方にとってはさらに厳しいのではないかと思います。

 

 

世間では、『学校にベルマークをたくさん持ってくる奴はヒーローだ』なんてロゴTも売ってたりしますが、笑えない、受け入れられないお母さんも多いでしょうね(苦笑)

www.ttrinity.jp

 

 

ちょっと古いデータなんですが、ベルマークに関して支払われる人件費が年間で1億5,000万円。全国から送られてきたベルマークが4億5,000万円分ですから、深く考えると、手が止まってしまいます・・・。(2008年のデータより)

参考:とまて週報(ベルマーク運動について考える)

 

当然なんですが、ベルマーク委員さんが仕事を休んで作業に費やした労力(を賃金に換算したもの)は含まれていません。純粋に動いたお金だけを集計したのがこの数字です。委員さんの賃金を1時間800円ぐらいに換算して計上したら、すごいことになりますよ。

 

その上、2014年の収支予算に関しては、『Web サイトリニューアルとして 2,910 千円のソフトウェア開発を予定している』なんて言ってます。

https://www.bellmark.or.jp/storage/2014/04/15/1619114653/4653.pdf

 

HPを見てみると、確かに私が取り組んでいたころ(平成22~23年度)とはずいぶん変わってますね。

 

 

善いことをしているんです。震災被害に遭った小学校に文具などを寄贈したり、予算のつきにくい僻〔へき〕地の小学校に屋外遊具を設置したりもしています。子どもたちの遊具のリニューアルなどにも一役買ってくれています。けれど、何なんでしょうね、このもやもやとした気持ちは・・・。

 

 

********************

 

 

どんよりしてしまったので、話を変えますね。

 

 

余談ですが、32年間かけてベルマーク財団創設以来の最高額となる183万点を集め、小学校にグランドピアノを贈ったPTAが話題でした。

ベルマーク預金でグランドピアノ 浜松こども園、32年間で183万点貯める | ベルマーク教育助成財団

 

尽力された保護者の皆さまに心から拍手を贈りたいですね。特に、ご自分の子どもさんが在籍している間に還元されないことを承知で労力を提供された保護者の方に・・・。32年ですからね。地元に残っておられる方限定にはなりますが、お孫さんが小学校に入学されたとき、「あれはおばあちゃんたちが頑張って集めたベルマークで買ったものよ」なんて話されるのでしょうか。心温まるステキなエピソードです。

 

 

********************

 

 

お母さんたちを苦しめようと思って取り組んでいるわけではありません。むしろ子どもたちのことを思う保護者の温かい心で続いて(続けて)きたはずです。ベルマーク財団も、あなたの学校のPTAも。

 

風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』の世界ですね。お互いにとっての正義(ベスト)があり、それがぶつかり合っているのです。決して悪いことをしようとしているわけではないのです。どちらから見るかによって、正義に見えたり、悪に見えたりするだけだと思うのです。

 

 

昨年度まで実施していたことをやめるのは勇気が要るのでしょうか。「文句が出たら誰が責任を取るの?」みたいな話になるのでしょうか。代表を務められる方は、皆の心に寄り添い、声なき声に耳を傾けて、皆にとってよりよい方向を目指してほしいと願います(重荷かもしれませんが・・・)。時代に添い、どのような立場の方でも折り合っていけるよう、できるだけ皆さんの精神的、時間的負担が少なくて済むPTAになるよう、心から祈っています。

 

 

 

批判ばかりでは心苦しいので、悪い側面ばかりではないことを主張して、本日の更新を終わります。